福岡県筑後市
＊参考資料 『福岡県の中世城館跡』（福岡県教育委員会） 『日本城郭大系』
＊参考サイト 城郭放浪記
西牟田城（筑後市西牟田）
＊鳥瞰図の作成に際しては『福岡県の中世城館跡』（福岡県教育委員会）の図を参考にした。
西牟田城の場所（西牟田天満宮）
西牟田にある天満神社の辺りが西牟田城の跡だったと言われる。
周囲は宅地化が進んでいるが、天満神社の西方には、かなり幅広の堀跡が残されている。かつてはこのような堀が主郭を取り巻いていたのではないだろうか。
南側を通っている水路も、かつての堀の名残だったのであろう。
西牟田城の城主は西牟田氏だったと伝えられている。
西牟田城は、嘉禎年間(1235〜38)に西牟田弥次郎家綱が築いたという。
鎌倉時代、家綱は地頭に任命されて当地に赴き、土着して地名を取って西牟田氏を名乗るようになった一族である。
室町時代になると、西牟田氏は大友氏に所属していた。
天正6年（1578）、大友氏が耳川合戦で島津氏に大敗すると、それに付け込んで肥前の龍造寺隆信が当地に勢力を伸ばしてくる。
西牟田氏は竜造寺氏に所属を替えることになった。
翌天正7年(1579)、西牟田家周は生津城を築いて居城を移転していった。
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| 天満宮 | 堀跡 |
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| 堀跡 | 堀跡 |
＊鳥瞰図の作成に際しては『福岡県の中世城館跡』（福岡県教育委員会）の図を参考にした。
下牟田城の場所。
井田の平野部に営まれた城館である。
周囲にはかつてクリークが縦横無尽に入り組んでおり、その中心部分が、城館のあった部分と想定されている個所である。
水路はあちこちに見られ、何重もの堀を巡らせているように見えるが、実際にどこまでが城域だったのかははっきりしない。
『筑後将士軍談』によると、中富入道了三の館であったという。
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| 堀跡 | 堀跡 |
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| 主郭跡 | 堀跡 |
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| 堀跡 | |
